鉄人が答えるQ&A
経験・資格編

経験がなくても大丈夫ですか?
初めは誰でも未経験です。経験・スキルがなくても、OJT研修等を通して分かりやすく丁寧に教えていきますので、安心してください。
仕事を覚える自信がある、やる気は誰にも負けないなど、熱意のある方を歓迎します。
必要な資格はありますか?
建築鉄骨業界には「建築鉄骨製品検査技術者」やJISの「溶接」資格などさまざまな資格があり、
資格を持っていると確かに就職には有利ですが、 資格がなくても働きながら技術を学ぶ事ができ、
資格取得にチャレンジすることも出来ます。
設計の仕事をしたいのですが、どうしたらいいでしょうか?
設計には「基本設計」、「実施設計」、「建築確認申請」、「諸官庁申請業務」、「積算」などさまざまな工程があります。 コンピュータを使って計算したり図面を起こしたりするので、コンピュータの操作に慣れていただくことが大事です。
また、コンピュータの操作だけではなく、「仕様打ちあわせ」や「各所への指示」、「納入前の立会い」、 「お客様先へのプレゼンテーション」など、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力も要求される場面があるかと思います。
コンピュータやインターネットは使えた方がいいですか?
「設計」や「積算」、また鋼材の「切断」や「孔明(あなあけ)」加工をする際にコンピュータを使用します。 ワープロ入力や表計算程度の操作が出来ると良いと思います。
インターネットは使わなくてはならないものではありませんが、分からないことを調べたり、 知識の幅を増やすのにはとても有効だと思います。また、現在では仕事のやり取り等をメールで行うことが多くなっていますので、メール操作が出来た方がよいでしょう。
専門の学校を卒業していませんが、入社できますか?
はい、専門の高校や専門学校、大学、または職業訓練校を卒業していない方でも、
働いている先輩社員がたくさんいます。
文系と理系では、どちらが向いていますか?
設計や検査、機械操作などは理系が向いていて、総務・人事・などは文系が向いていると思われるかも知れませんが、 まったく違う分野の職種に携わる人もいます。
向き不向きは多少あっても、やる気と鉄を愛する気持ちがあれば、文系・理系はさほど関係ありません。



仕事・キャリア編

仕事の内容を教えてください。
「設計・作図・積算」や「組立・加工・溶接・塗装」「製品検査」「現場組立」「営業」「総務・経理」といった仕事があります。 詳しくは「私たちの仕事」をご覧ください。
営業や事務の職種募集もありますか?
はい、あります。ただし、組合各社によっては、募集している職種が異なりますので、詳しくは各社へお問い合わせください。
仕事をしながら技術やスキルを磨くための支援はありますか?
はい、あります。さまざまな資格取得に対して支援を行ったり、スキルアップを図るための教育制度などに取り組んでいます。
給与面はどうなりますか?
基本給や福利厚生など、各社によって異なりますので、詳しくは直接お問い合わせください。
キャリアパスを教えてください。
職種・各社によって異なりますが、技術や経験を積んで昇進を目指したい方、または一つの技術をとことん極めていくタイプの方など、 その方の個性を活かせるさまざまな道があります。
Hとか、Mなどのグレードとは、何でしょうか?
国土交通省による鉄骨製作工場の評価は、溶接を行う建築構造物を建築規模や使用する鋼材、板厚等により5つのグレードに区分して行われます。
・Sグレード・・・ 橋梁や超大型高層ビルなどの建築工事を取扱います。
・Hグレード・・・ 高層ビルを中心とした建築工事を取扱います。
・Mグレード・・・ 中高層ビルを中心とした建築工事を取扱います。
・Rグレード・・・ 5階以下の中層ビルを対象とした建築工事を取扱います。
(5階以下 3000平方メートル以内、高さ20メートル以下の建築物)
・Jグレード・・・  3階以下の低層ビルを対象とした建築工事を取扱います。
(3階以下 500平方メートル以内、高さ13メートル以下、軒高10メートル以下の建築物)



福利厚生編

福利厚生は、どうなっていますか?
各種社会保険をはじめ、社員寮などの福利厚生施設を所有しているところもあります。
各社によって違いますので、詳しくは直接お問い合わせください。
残業や休日出勤はありますか?
納期前や時期によっては残業や休日出勤がある場合もあります。
職種や部署によっても異なりますので、詳しくは直接お問い合わせください。
育児休暇はありますか?
育児休暇の詳細は各社へお問い合わせください。
本社以外で勤務することや転勤はありますか?
ほとんどありませんが、支社を持つ会社については、本社以外での勤務や転勤もあります。



気持ち・心配事編

私は、女性なのですが、鉄の仕事に興味があります。体力がなければ務まりませんか?
鉄骨建設業界で働く女性は年々増えつつあります。 工具や機械類は近代化で操作がしやすくなり、女性でも十分働くことは可能です。組合員各社にも多くの女性が働いています。
入社に際して、年齢の制限などはありますか?
高卒・大卒・中途採用などさまざまな募集があります。制限等は各社によって違いますので、詳しくは直接お問い合わせください。
きつい、つらい、危険な仕事・職種と聞いていますが、本当はどうですか?
きつさ・つらさはどのような仕事でも多少はあるものですが、分からないことや技術的に難しいことなどは一人で抱え込まずに、先輩や同僚に相談することが大事です。
また安全面は特に各社とも第一に考えて取り組んでいます。
安全に仕事をするための研修や訓練など、会社が率先して取り組んでいますので、安心して働くことができます。
技術はどうやって身につけるのですか?
職種の中には経験や習熟が必要な技術があります。 先輩社員の作業を学び、考え、訓練を積むことが大事です。
仕事をする上での大切なことはなんでしょうか?
鉄骨建設業界で働く上で大切なことは5つあります。
1つ目は、「礼儀」です。技術を教わったり指導された時には、ありがとうの気持ちを心で持つと同時に、ぜひ言葉にも出しましょう。 すれ違う時にする挨拶も礼儀のひとつです。
2つ目は、「時間」です。仕事には必ず「納期」があります。この納期に合わせて会社はさまざまなスケジュールを組んで動いています。納期がずれると関係している会社へ損失が出る場合もありますので、時間を大切にしてください。
3つ目は、「質問すること」です。仕事をしていくと分からないことがだんだん出てきます。そんな時は一人で抱え込まずに、どんどん先輩や同僚に相談して下さい。意外と早く解決するかも知れません。
4つ目は、「報告・連絡・相談」です。略して「ほうれんそう」と呼ばれます。問題が生じた時はなるべく早く報告・連絡・相談をしましょう。そうすることで迅速に周りでフォローすることが出来、損失を最小限に抑えることが出来ます。
5つ目は、「気持ち」です。鉄が好きという気持ち、人を驚かせるような大きな建物を作りたいという気持ちが大事です。 鉄で出来るモノはさまざまです。ぜひあなたの作りたい鉄骨製品を、私たちと一緒に作りませんか。
将来性は、ありますか?
人々のライフスタイルは変化し、昔に比べると行動範囲も広がりました。 現代において鉄骨は各地で重要な役割を果たしています。
オフィスビル・レジャー施設・学校等の教育施設・ショッピングセンターなど生活に直結して鉄骨を目にするところや、 工場・倉庫・造船所などの建物を支える縁の下の力持ち的な役割を担うケースもあります。
建物の大型化・高層化・集中化に加え、地震に強く、リサイクル性に最も優れている地球エコ的な観点からも、建築鉄骨建設業界はこれからも伸びゆく可能性を多いに持っている業界です。
異業種からの転職も可能ですか?
はい、問題ありません。鉄骨に関する知識や技術がなくても、入社してから学んだり資格を取得したり技術を身につけることは可能です。実際そのような先輩社員もたくさん働いています。