厳重な検査を重ねて、ようやく製品へと変わる

検査は、各作業工程で実施していますが、溶接が完了した段階では、さらに厳密な溶接部の検査を行います。

第1次検査は社内検査で、有資格者が外観検査と超音波探傷検査を行い次の検査に備えます。 仕口溶接の段階では、溶接部分に空洞などの欠陥がないか超音波を使って検査。柱では、超音波探傷検査を行い、柱の内部にある有害な傷の有無を調べていきます。

第2次検査は第三者検査です。社外から専門検査員が派遣され、非常に厳正なチェックを受け合格証が発行されます。工場内に緊張が走る瞬間です。 この合格証が品質証明となり、ようやく製品として認められるのです。

主構造を鉄骨に鉄筋とコンクリートを併用した建物を"鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)"と呼び無塗装で発送出荷します。 また、鉄骨だけを構造体とする場合を"鉄骨造(S造)"と呼び、この場合には防錆塗装を施し、トレーラーやトラックで現場へ搬入します。

製品の大きさは、1本でも数トンから10トンそれ以上の重量となり圧巻です。




多数の関係者にて、製品の最終
検査が行われます。鉄骨製作者
にとって緊張の瞬間です。




美しく塗装を施し、出荷を待つ
鉄骨の柱。




クレーンでトレーラーに積み込み
現場へ搬入します。